五年や八年、自らの手で耕しつづけた土壌に、どうせこの場所は死んでいるから、なんて、気まぐれ、悪意の種を撒いてしまって、そこに偶然雨嵐、土は潤い、種は芽吹いて、悪意の花が咲き誇る。

一度咲いてしまったら次々と、咲き狂い、いずれ私は死んでしまった。