2021-07-28から1日間の記事一覧

あついなつ6

寂しさと共闘しているふりをして、けれど惨めさは己が身に未だ巣食っており、皮膚一枚隔てては内側からぼろぼろとコンクリートの如く虚飾の我が剥がれ落ち、自らへ、己が嫌な内面を曝け出し続けているかのようで、ひどく落ち込んでしまったり

あついなつ5

きみらが祈りと無縁の日々を手に入れられます様に。ぼくだけがそんな事を祈ったりすれば、それで、それで、結局は

あついなつ4

徹底的な好き嫌いの無さが内にこびりついた虚しさの原因なのだと、改めて、自己の希薄と好き嫌いの無さのあまりの連関、もしくは、何かに期待し裏切られる事への恐怖から自らを放棄したのだろうか 放り出したものは、もはや帰って来なかった 何かに気がつい…

扇風機三首

虚しさは春 夜の上に眩む由 蜜月視覚情報嵐 春嵐 ゴミ箱の灰 大胆な君を真似たか、矍鑠放棄 熱に浮く水母の如き 時の海 零時過ぎまで犬を演じる