朝日。割れたガラス、膝を擦り剥き、手の平からは血が滲んで滴っている。 「すごくどうでもいいことなんて、やっぱり、ないよ」 「僕ら、ずっと上手に生きられないね」 「カエルが鳴くから帰ろうか」 彼女の帰りを待っている。 明日、明日から。 死に体の劣…
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